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2007年2月 6日 (火)

墨攻

061012_bokkou_main_rgb 原作も知らず「10万の敵にたった一人で挑む」というコピーから「セブン・ソード」のような娯楽作品だと思って見に行ってビックリ!すごい重厚な歴史大作じゃないですかー!

「墨攻」
監督 ジェイコブ・チャン
原作 漫画「墨攻」森秀樹
出演 アンディ・ラウ アン・ソンギ ワン・チーウェン ファン・ビンビン

大国・趙の攻撃によって落城寸前の小国・梁は墨家に援軍を求めるが、やってきたのは革離(アンディ・ラウ)ただ一人であった。
◆墨家とは・・・春秋時代。他者を等しく愛せよという‘兼愛’、侵略と併合は人類の犯罪とする‘非攻’などの思想を広げるために活動してた集団。当時、墨家は儒家と並ぶほどの勢力を持っていたが、秦の時代に忽然と姿を消す。その理由は現在にいたるまで謎のままである・・・。(映画チラシより)

とまあこう書くとヒーロー物?と思われがちですが決してそうではありません。確かにアンディ・ラウ演じる主人公・革離は墨家の秘策で10万の敵を翻弄しますが、やがて戦いとはなんぞや、と苦悩します。彼は決してヒーローではないのです。たくさんの登場人物が出てきて生きるとは?死ぬとは?戦いとは?勝利とは?愛とは?様々な問いかけがなされます。原作の持つ力もあるのでしょうが、今までの中国歴史アクションものとは違った奥の深さを感じました。歴史アクションにつき物のワイヤーもほとんど出てきません。製作費20億円とのことですが「どろろ」を見た後なので安いもんだと思いました。確か「どろろ」もそのくらいかけてたと思うのですが、こちらの方がはるかに重厚でスケールが大きいです。

「戦いに勝者なんかいない」
明らかに現代にも通じる「反戦映画」でもあります。梁の城郭を守り抜くところは「硫黄島」に共通しています。そういえば平日の昼間、観客はほとんど銀髪のオジサマ方でした。歴史好きな男性向けの映画かなー?ファン・ビンビンがヒロイン役で出てますがフェロモン少なめだしイマイチ恋愛模様が深くないので「HERO」や「LOVERS」のようなのを期待した女性の方はガッカリするかも。

でも一番ガッカリだったのはアンディ・ラウの声が吹き替えだったことです。あれはなんとかならんのかー(泣)。大陸では仕方ないかもしれないけれど日本ではそのまんまの声でできないもでのでしょうか???
でもそれを差っ引いても見ごたえのある歴史大作であったことには間違いありません。

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コメント

あさこさん、こんばんは。
見応え満点な重厚感あるドラマでしたね!
私が観た劇場でも客層がおもしろかったです。
あきらかに歴史好きなおじさま、おばさまカップルに原作ファンらしき男性、アンディ目的っぽい女性達・・・。
ところでアンディ・ラウは吹き替えだったんですか!?
全然わからなかったわー悔しい。

投稿: sabunori | 2007年2月 6日 (火) 23時20分

あさこさん、こんばんは!
TBありがとうございました(^^)
アンディがこんな歴史大作の主演だなんて、も~、ドキドキしながら観てました~!
吹き替えもそうですが、題字もアンディのじゃ駄目だったのかなぁ・・・と、残念に思いました。
それでも、見応えたっぷりでしたし、満足しています★

投稿: | 2007年2月 7日 (水) 00時18分

☆sabunoriさん
TB&コメントのお返しありがとうございます。

>アンディの吹き替え

実は私も気づかなくて帰ってきていろいろ見てたら
「吹き替え」とあちこちに書いてあって
公式な情報ではないのですが、ざっと調べたところ
ワン・チーウェンとファン・ビンビン以外は
ほぼ吹き替えだとか。
アンディの演技に圧倒されてたのに
かなりガッカリしました。
でも映画としては大感動。
ハリウッドが2本セットで反戦映画を作ってるのに
中華はたった一本で戦争の真理に迫ってる!!
すばらしいことです。

投稿: あさこ | 2007年2月 7日 (水) 11時46分

☆空さん
TB&コメントのお返しありがとうございます。
アンディ、カッコよかったですねぇぇぇ。
でもヒーローではない、微妙に抑えた演技が
またすごくよかったです。
とくに民衆が「革離さん、革離さん」と慕うところ。
なんか感動しちゃいました。

投稿: あさこ | 2007年2月 7日 (水) 11時49分

反戦映画といっても、不戦ばかりを訴える内容じゃなかったのでとても満足いたしました。
敵を殺さずに勝つ手段はないものかと苦悩する革離がよかったですね~
よそ者であるはずの人間が最も国や人々を守ろうとすることもピリリと風刺が利いていました。

投稿: kossy | 2007年2月 7日 (水) 12時36分

☆kossyさん
TB&コメントのお返しありがとうございます。

>不戦ばかりを訴える内容じゃなかった

本当にそこが時代劇なのにリアルでよかったです。
歴史上起こった様々な不条理を総括したような
壮大な映画でした。答えは出されていませんでしたが
問題を中途半端に丸投げすることなく
納得のいく最後で感動しました。

投稿: あさこ | 2007年2月 9日 (金) 09時47分

こんばんはー♪
吹き替えだったんですけど、声だけでなく、
台詞の言い回しがなんか時代劇っぽかったです。
まあ、映画とマッチしてるので、さほど気になりませんでしたけど・・・。
こういう迫力のある映画みちゃうと、先にみた
「ディパーテッド」や「マリー・アントワネット」の感想を
書く気がなかなか起きず、困ったモンです・・・(自分のせいじゃ)

投稿: RIN | 2007年2月10日 (土) 23時25分

こちらにも、こんばんは。
やはりアクションやヒーローものと思っていた人には肩透かしだったでしょうね。
 アジアからの反戦映画として評価したいです。
今の政府要人にも見て欲しいですね。

投稿: 更紗 | 2007年2月12日 (月) 21時35分

こんばんわ。

あさこさん、聞いてよいでしょうか?
なんでアンディ・ラウの声は吹き替えにしなければならないのですか?

吹き替えだったこと自体、あさこさんの記事で初めて知りました(苦笑)。

個人的には、もう少し!あと一歩という印象を受けた作品でしたが・・・。
思った以上にメッセージ性の強い作品で見ごたえがあったと思います♪

投稿: 睦月 | 2007年2月14日 (水) 22時38分

☆RINさん
TB&コメントのお返しありがとうございます。
あれだけの登場人物と内容を2時間強に
よく収めたなーと私も感動しました。
そりゃ「ディパーテッド」と「アントワネット」
書く気なくなりますよね・・・。
私も「墨攻」見たとき「ブラボー!」と
スタ・オベしたくなったんですけど
私はアントワネットではないのでやめまときました。

投稿: あさこ | 2007年2月14日 (水) 22時45分

☆更紗さん
TB&コメントありがとうございます。
更紗さんの
>「非攻」の「憲法第9条」を覆そうとする今
国の要人に見て欲しいわ。
というお言葉、胸に残ってます。
いろいろ考えさせられる映画でした。

投稿: あさこ | 2007年2月14日 (水) 22時51分

☆睦月さん
コメントありがとうございました。
私も見てるときは気づかなかったので
たいしたことじゃないのかもしれませんが
やっぱ演技を評価するのに「吹き替えってなんだよ?!」
と思ってしまいますよねー。
大陸は今や巨大なマーケットなので
大陸の方が見やすいように北京語の吹き替えに
しているのだと思いますよ。
あとあちらは「吹き替え」にフットワークが軽いような気が。
お国柄っていうのもあるのでしょうねー。
映画は・・・私はものすごく感動したんですよ(笑)。
白髪頭のオジサマたちと語り合いたかったくらいです。

投稿: あさこ | 2007年2月14日 (水) 23時10分

こんばんは!echo&コメ、ありがとうございました!
あたしはDVDでは全部日本語で見るので、吹き替えには、全然違和感ないのですが、てか、日本語じゃないと、字幕追うのが精一杯で、映画見た気、しないんですよね。
で、これは、アン・ソンギなんか、本番はそれらしく口パクで演技して、あとから、自ら北京語でアテレコしたようですね。アンディーも、自前のアテレコじゃないのかな?
またよろしくお願いしますね!

投稿: 猫姫少佐現品限り | 2007年2月25日 (日) 00時18分

☆猫姫さま
TB&コメントありがとうございます。
DVD、日本語・・・私もDVDは時々やります。
でもやっぱあとで自前でアテレコって
演技のテンションとしては
どうなるんだ?と思ってしまって。
でも映画は好きでしたー。ロマンスは「?」でしたが。
甲冑着たままオンブさせるなよなっ!と
突っ込みたかった。重いだろーが。
こちらこそまたよろしくお願いします。


投稿: あさこ | 2007年2月26日 (月) 21時58分

書き込み及びトラックバック有難うございました。

「決してヒーロー物では無い。」、本当にそうですね。己が信念を貫く事と現実の乖離、そして戦いには真の意味での勝者は居ないという事がスクリーンから伝わって来ました。

今後とも何卒宜しく御願い致します。

投稿: giants-55 | 2007年3月 7日 (水) 14時41分

☆giants-55さん
TB&コメントありがとうございます。
見ごたえありましたねー。

>己が信念を貫く事と現実の乖離、
そして戦いには真の意味での勝者は居ない

墨家を題材に選ぶことによってそういうことが
本当にうまく描けててうなってしまいました。
こちらこそよろしくお願いします。

投稿: あさこ | 2007年3月 7日 (水) 14時57分

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