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2006年7月 8日 (土)

玲玲の電影日記

02 最近観たい中国映画が目白押しです。「ココシリ」「ジャスミンの花開く」「胡同のひまわり」・・・
この日もチャン・ツィーの「ジャスミンの花開く」にしようか迷ったのですが「玲玲の電影日記」の方にしました。

玲玲の電影日記
監督 シャオ・チアン
出演 シア・ユイ チアン・イーホン ほか

「中国版ニュー・シネマ・パラダイス」という触れ込みだったのでかなり期待して行きました。物語は北京で働く映画好きの青年が事故をきっかけに知り合った少女の日記を読むことで始まります。その日記には文革時代を背景にしたある家族の物語が記されていたのでした。
文革の真っ只中、女優を夢見ていた少女が父の無い子を産み落とします。その赤ん坊がリンリンでした。貧しいながらも野外映画館の映画を心の支えに楽しく暮らす二人。かけがえのない友達との出会い、別れ。やがて母は再婚し弟が生まれます。リンリンのしあわせは静かに崩れていきやがて悲しい事件が・・・。

触れ込み通り「ニューシネマ・パラダイス」ぽくノスタルジーあふれる映像にすばらしい子役の演技。随所に散りばめられる当時の映画・・・悪くはないのですが近くに座ってた男性が「ふあーふあー。」と声を出してあくびをし始めました。こらこら。私も少々退屈気味だったので気持ちはわかりますがLDの小学生じゃあるまいし、いい大人が最後まで静かに見れないのでしょうか。プンプン。
でも!!!この映画は最後まで見ないとよさがわからない映画でした。最後が本当によかったです。この監督は34歳の女性でこの作品がデビュー作だそうです。なんというみずみずしい感性の方なんでしょう。そしてこのストーリーは監督自身の体験を元にしてる部分も多いそうでその辺のリアリティーが中国人ではない私にも普遍的な感動をもたらしてくれました。
難を言えば母との悔恨をもっと描いてほしかったです。リンリンの悔恨、義父の悔恨もよく理解できたのですが、全編あんなに描かれてた母が最後は弱かったような。というのは私も弟がいる身であり、そして今は小五の娘と小二の息子がいるのでリンリンのこともその母のことも他人事ではありません。それだけにあの悲劇には今も胸がつぶれそうになります。もうちょっと突っ込んでくれたらもっとスッキリできたのにー。でもまぁあのラストなら充分ですね。文句言ってはいけませんね。すみませーん。

そして最近の中国映画では必ず描かれる四合院。北京オリンピックに向けてすごい勢いで取り壊されているそうですが映画人たちが映画の中に記録として残していこうとしている気迫を感じます。監督の「映画」への深い理解がここにも表れていると思いました。「胡同のひまわり」も四合院を舞台にしてるようなので見たいのです。
それにしても「あくび男」が映画の結末にどういう感想を持ったのかインタビューしたい気持ちを抑えつつ、私は劇場を後にしたのでした・・・。

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コメント

あさこさん、コメントありがとうございました。
四合院の街並みは、本当に情緒溢れるものでしたね。
「ジャスミンの花開く」「胡同のひまわり」ともに、私も観に行く予定ですヨ★

投稿: HIROMIC WORLD | 2006年7月 8日 (土) 22時43分

あさこさん、コメントありがとうございました!
この作品は特に宣伝もされず静かーに公開されていますがもっとたくさんのヒトに知って欲しい映画ですよね。
「あくび男」・・・。
いますね~たまに。
あと始まった途端イビキかき男とか。(笑)
あさこさんが遭遇したあくび男さん、意外にラストは涙、涙だったりして。
「ジャスミンの花開く」は今日観てきました。
あさこさんもご覧になったらまたTBさせていただきますね!

投稿: sabunori | 2006年7月 8日 (土) 23時11分

コメント、感謝します。私の方もトラックバックが反映されません。コメントで失礼します。コメントのURLは、本作のものにしておきます。それで、トラックバックとさせて下さい。ごめんなさい。
 私は「中国版ニュー・シネマ・パラダイス」という宣伝部の考えが安直だと思いました。いつまで、ニューシネマを引きずっているのか。これは別作品だと・・・。
 それから・・・確かに私はみなさんから、批難、誹謗中傷されてしまいますが、本当は人気は気にしていません。私への批難は甘んじて受け、相手を傷つけることなく返事をするように心がけています。「子ぎつねヘレン」「嫌われ松子の一生」には、たくさんの抗議の直接メールをいただきましたが、逃げたくないので、返事をしました。顔色を窺って書くこともしません。なんだか、偽善的で、正義感があるように思われるでしょうが、それは映画のみで、あとの私生活は、ヘロヘロです。
 私が腹を立てるのは、一般の人が読むには理解不能な哲学分析的、論文のような評論を書く「評論家という冠をつけて原稿料をとっている評論家」なのです。映画はわかりやすいのに、評論は頭が良すぎて意味不明。ここ10年はとても多くなりました。映画は藝術だけど娯楽です。娯楽ならば、万人が楽しまなければ。そう思う一人です。私は専門用語であっても、万人にわかりやすいように書くよう、努めています。それが35年間、映画を観続けている私の姿勢です。
 楽しく文才豊かな、あさこさんの評論をよませていただきました。とても面白い視点で、分かりやすく、私はとても好感を持っています。読ませてもらい、感謝します。これからも宜しくお付き合い、お願いします。  冨田弘嗣
 

投稿: 冨田弘嗣 | 2006年7月 9日 (日) 10時08分

☆HIROMIC WORLDさん
TB&コメントありがとうございます。
四合院、もうほとんど残ってなくて
「胡同のひまわり」のロケも苦労したと
チラシに書いてありました。
もったいない~。しかしそれが中国という国なのですね。
「胡同のひまわり」忙しくて見にいけないかも。
皆様の感想を楽しみにしています。

投稿: あさこ | 2006年7月10日 (月) 16時03分

☆sabunoriさん
TB&コメントありがとうございます。
「イビキ男」も「あくび男」もなんで入場料払って
映画館に入るのかなー?と思います。
つまらなければ出て行けばよいのに。
「ジャスミンの花開く」も見に行きたいけど
なんせ時間がありませーん。
キョーフの子どもらの短縮授業&夏休みが始まるので(ToT)
皆さんの感想を本当に楽しみにしてます。

投稿: あさこ | 2006年7月10日 (月) 16時09分

☆冨田さん
私は「日記感覚」で映画の感想をつづってるもので、冨田さんの本当の志をよく理解しないまま
コメントしてしまってすみません。
私が一番嫌いなのは
「自分の趣味に合わない映画をケナすだけならともかく
その映画を支持してる人までも否定する評論」です。
冨田さんの場合は「映画は芸術であると同時に
娯楽である」という観点から論じてるので
非常にわかりやすくていつも参考にさせていただいてます。
これからもよろしくお願いします。

投稿: あさこ | 2006年7月10日 (月) 16時41分

こんにちは♪
TBありがとうございました。
「映画」を人生の中心に据えているこの家族のストーリーは、映画好きな私にはたまらないものでした。
映画ってすばらしいな~って改めて感じることが出来ました。
「ジャスミン~」は今月公開予定で、楽しみな一本です。

投稿: ミチ | 2006年8月 1日 (火) 18時22分

☆ミチさん
TB&コメントありがとうございました。
本当に映画っていいなぁと思える作品でした。
映画ならではの映画でないと表現できないものを
よく理解して製作してる監督さんだと思いました。
「ジャスミン~」私は見そびれてしまいました。
ミチさんの感想、楽しみにしてます。

投稿: あさこ | 2006年8月 2日 (水) 15時38分

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